習近平の武漢入りとWHOのパンデミック宣言

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習近平が10日初武漢入りし中国が新型コロナから脱出したシグナルを発信すると、11日にはWTOパンデミック宣言をした。世界に新型コロナを蔓延させた真犯人が習近平なら、WHO事務局長は共犯者だ。

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 習近平は新型コロナとの戦いを「人民戦疫」と名付けて全国人民の参加を求めた。「戦役」という言葉を、発音が同じ「戦疫」に置き換えて、新中国(中華人民共和国)が誕生した時と同じくらいの生死をかけた戦いなのだと叫び続けた。

その戦いに「勝利したのだ」という、言うならば「勝利宣言」なのである。

なぜなら客観的データが、それを物語っているからである。

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もっとも中国庶民の間では「真の功労者は誰か」という意味で、習近平の行動を「摘桃子(ズァイ・タオズ」(他人の栄誉を横取りして自分の功績とする)という言葉がささやかれているが。

習近平武漢入りに合わせてWHOがパンデミック宣言

 3月11日、WHOのテドロス事務局長がパンデミック(世界大流行)宣言をようやく出した。中国における新規患者増加数の推移を見ながら、ここのところ、「ほとんどパンデミックに近い」という「奇妙な」表現を用いてきたが、習近平武漢入りという明確なシグナルが出されて「中国はもう安全」というのを確認した上でパンデミック宣言を出すという、この狡猾さ。

 安倍首相の習近平に対する忖度とそっくりだ。

 逆に習近平に忖度する人物は、こういうあざといパターンを取るという「模範的モデル」を示してくれていて分かりやすい。

 1月27日付のコラム<「空白の8時間」は何を意味するのか?――習近平の保身が招くパンデミック>や1月31日付コラム<習近平とWHO事務局長の「仲」が人類に危機をもたらす>で述べたように「あってはならない蜜月」によって世界に危機をもたらし続けてきた。

 そもそも1月23日の時点で緊急事態宣言を出すべきであったし、それを1月30日まで延期したとしても「中国への(&中国からの)渡航・交易の制限を設けない」という、緊急事態を骨抜きにするような忖度をしていなければ、安倍首相も習近平に忖度して湖北省だけに対象を絞ることもできなかっただろう。

 その意味でパンデミックの真犯人は習近平で共犯者はテドロス、そして日本国民をここまでの恐怖に追い込み日常生活や経済活動にも壊滅的ダメージを与えている犯人は「習近平国賓として来日させることを最重要視した」安倍首相だということができる。

 武漢入りをしたからと言って、習近平に今さら「英雄気取り」をさせることは許されない。きっと習近平はこの後、「人民戦疾」に勝利し、「中華民族を救った英雄」として自らを位置づけていくことだろう。

 人類はそのような愚かな集団であってはならない。安倍政権およびその取り巻き連以外は、そのような愚に陥らないことを信じたい。」

中国武漢で野生動物を食用(犬猫鼠鼬蝙蝠狼サンゼンコウ等)に取引し、ウイルスを発生させ、世界中にばらまいて英雄気取りさせることは許されない。このウイルス自体が自然から人間への警鐘だ。 

遠藤誉氏の鋭い分析以下でも多く読める

https://grici.or.jp/1138